クローンは故郷をめざす(2008)

2008年製作(35ミリ/110分/脚本・監督)
僕は、生き続けなくちゃならないんだ…
ストーリー
殉職した宇宙飛行士、高原耕平は合法的クローンとして蘇る。
だが再生された彼は記憶障害を起こし、幼い頃の記憶を強く反映した行動を取り始める。
彼にはかつて子供の頃に、自分を助けようとして川で溺れ死んだ双子の弟がいた…。
自らの死体を発見したクローンの耕平は、それを弟と錯覚し、繰り返される悲劇に困惑する。
その死体を背負い、母親の元へ届けるために、かつて暮らしていた美しき故郷を求めて歩き出す耕平…。
やがて新たに再生された三人目の耕平が廃墟となった故郷で見たものは…。
著名人からのコメント
この映画の強みは人間の感情を扱う点であって、
単なるSFストーリーとは異なり、知的な力を持って観客に訴えかけてくるのです。
私は、最初に脚本を読んだ時点で、この作品がベストだと既に決めていました。
多くのSF作品はただ単に頭脳的に考えられた物でした。
この映画はそれらとは違います。
頭ではなく心で作られてできたものです。
—– ヴィム・ヴェンダース
(サンダンス/NHK 国際映像作家賞2006 審査員長)
故郷は水の匂いがする。
地球も青い水の匂いがする。
思い出も水の匂いがする。
失われたもの全てに、雨と草原の匂いがする。
言葉もなく歩き続ける分身が、抱きしめるのは、
閉じこめられていた過去だ。
いとおしく抱きしめるのは、捨てられた私だ。
そんな思いのよせる映像です。
—– 萩尾 望都
(漫画家)
映画祭参加/受賞歴
サンダンス/NHK 国際映像作家賞2006受賞作品
サンダンス映画祭2009 ワールドシネマ・コンペティション 正式参加
第21回 東京国際映画祭 日本映画・ある視点部門 正式出品作品
第32回 サンパウロ国際映画祭 特別招待作品
第13回 モントリオール・ファンタジア国際映画祭2009 最優秀撮影賞
第19回 ニューヨーク・アジア映画祭2009 最優秀ビジュアル賞
スタッフ
〈主演〉及川光博/石田えり/永作博美/嶋田久作/品川徹
〈脚本・監督〉中嶋莞爾
〈エグゼクティブプロデューサー〉ヴィム・ヴェンダース
〈撮影監督〉浦田秀穂
〈照明〉常谷良男
〈録音・効果〉臼井勝
〈美術監修〉木村威夫
〈音楽〉山下雄太
〈製作〉「クローンは故郷をめざす」製作委員会













